「しちや」と「ひちや」はどちらが正しい?由来や地域別の違いを解説
2025.07.30 (水)
「質屋は『しちや』と『ひちや』、どちらが正しい読み方?」
「なぜ、2つの読み方があり、どう使い分ける?」
この記事では、質屋の正しい読み方、その由来、地域ごとの違いについて解説します。
質屋は「しちや」と「ひちや」どちらが正しい?
質屋は「しちや」と「ひちや」、どちらが正しいのでしょうか。
結論は「しちや」が正しく、「ひちや」は方言や発音の違いによるものです。
「しちや」の読み方が正しい
「質屋」は「しちや」と読むのが一般的です。
「しち」という音は、七(しち)と同じ音で、日本全国で広く使われています。
「ひちや」は名古屋・関西圏・広島などの読み方
「ひちや」は、名古屋・関西圏・広島など一部の地域で使われる読み方です。
これらの地域では、「しち」を「ひち」と発音することがあります。
この発音の違いは、地域の方言や発音習慣によるものです。
関西弁など方言の影響が強い地域では、「ひちや」と呼ばれることがあり、地域の文化や言葉遣いに根ざしています。
「ひちや」の読み方の由来と最近聞かない理由
「しちや」と「ひちや」はなぜ生まれたのでしょうか。
読み方に関するよくある質問として、以下の3つが挙げられます。
①「ひちや」の主な由来は西日本の方言
②その他の「ひちや」の由来
③「ひちや」が無くなった理由
それぞれ解説いたします。
①「ひちや」の主な由来は西日本の方言
前述の通り、「ひちや」という言葉は、主に西日本の方言が由来です。
また、質屋には「一六銀行(いちろくぎんこう)」という呼ばれ方もあります。
こちらは一と六を足すと七になること。語呂が良かったこと。質屋に行くことに後ろめたさがあったこと。等から隠語として呼ばれるようになったそうです。
古くから地域に根付いた言葉であり、地域の文化や歴史を反映した呼び方になっています。
②「ひちや」のその他の由来
「ひちや」のその他の由来として、発音が簡略化され、口語として使われたとも考えられているそうです。
他に商人や庶民の間で「しちや」から「ひちや」と発音しやすい形に変化したという説や、昔は文字の書き方や読み方に地域差が大きかったため、「ひち」という発音が定着したとも考えられるそうです。
地域ごとに異なる言葉の使い方が、発音の変化に影響を与えたのです。
③「ひちや」が少なくなった理由
「ひちや」が少なくなった理由は、標準語が普及したためです。
戦後、テレビやラジオなどを通じて標準語が普及し、全国的に統一された言葉遣いが一般化しました。
それに伴い、地域独自の方言や発音は次第に減少しています。
都市化や教育の普及により、地域間の言葉の差異が縮小し、「ひちや」という方言的な呼び方が次第に使われなくなりました。
現在では「しちや」が標準的な呼び方です。
お店の看板は「質屋」が増えている理由
現在、お店の看板に「ひちや」と書かれることは少なく、「質屋」の表示が増えています。
これは、標準語が全国的に普及し、地域独自の方言や発音が少なくなったことが一因です。
特に都市部では、標準的な表記が好まれ、「質屋」として統一された看板が多くなっています。
全国的に統一されたイメージを持ち、多くの人に理解されやすい表現として「質屋」が広く使用されています。
まとめ|質屋は「しちや」が正しい
今回は、「しちや」と「ひちや」の読み方の違いやその由来について解説しました。
「しちや」の読み方が正しく、名古屋や関西などの一部地域では「ひちや」と呼ばれます。
特に、標準語の普及により、地域独自の「ひちや」の読み方が減少し、全国で統一された表記が定着しつつあります。